高橋 秀樹

古代ギリシア史について、古代民主政が形成されていった過程を、アルカイック期の政治文化から考察する研究を行っています。この時期特有の史資料状況のため、分析対象として史書、碑文だけでなく、叙事詩、抒情詩、神話・伝説群などを扱っています。

比較研究の対象として、古代ギリシア文明に様々な影響を与えた古代エジプトの政治文化を扱っています。

上記の古代ギリシア史研究においては、アルカイック期の叙事詩が分析対象として重要になりますが、叙事詩の比較研究の対象として日本中世の軍記物（特に『平家物語』）を扱っています。また、13世紀以来伝承されてきた平家琵琶の演誦者としての活動も行っています。

西洋の歴史や文化などのテーマについて、また『平家物語』について、一般市民向けの講座を行っている他、地域の各種団体からの依頼でミニ講演なども積極的に行っています。