2020年3月5日
楽曲の再生履歴を利用した自動メロディ生成
情報処理学会第82回全国大会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 情報処理学会
- 開催地
- 金沢工業大学(現地開催中止のためオンライン発表)
自動作曲において,音楽的知識などの支援をすることはもちろん,ユーザの好みに合った曲の制作を支援することも重要である.しかし,人間の楽曲に対する嗜好は様々であいまいなものであるため,システムによって正確に捉えることは難しい.また,取得した嗜好をどのようにメロディ生成に反映させるかにも難しさがある.よって本研究ではユーザの嗜好を反映した楽曲を生成するための自動作曲システムの方略として,ユーザの持つ楽曲の再生履歴情報を利用することを検討する.履歴情報には,ユーザの楽曲への嗜好が表れると考えられ,実際に楽曲推薦の分野でユーザの嗜好を得るために現在も広く用いられている情報である.作曲には従来手法でよく用いられている遺伝的アルゴリズム(GA)を利用し,履歴情報の取得にはSpotify APIを利用する.