共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年7月 - 2022年3月

ナノ界面における水分子の拘束に注目した人工輸送チャネル膜におけるゲート機能の創出

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
20K21120
体系的課題番号
JP20K21120
配分額
(総額)
6,370,000円
(直接経費)
4,900,000円
(間接経費)
1,470,000円

本研究では、人工輸送チャネル膜において、外部環境(温度と圧力勾配)をトリガーとする新規なゲート機能の創出を目指し、垂直配向カーボンナノチューブ(CNT)アレイ/高分子複合膜を用いて、種々の温度・圧力勾配条件下で水および溶質の透過実験を行った。透水実験の結果から、温度と圧力勾配の条件設定によって透水流束のON/OFFが可能であること、そして温度および圧力勾配条件はスリップフローの発生の程度に影響を与えることを明らかにし、ナノチャネルにおける透水流束制御の可能性を示した。溶質分子の透過実験では排除率の温度依存性はみられなかった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K21120
ID情報
  • 課題番号 : 20K21120
  • 体系的課題番号 : JP20K21120