講演・口頭発表等

環境土壌中の$^{135}$Cs/$^{137}$Cs同位体比分析法の開発

日本放射化学会第64回討論会(2020)
  • 島田 亜佐子
  • ,
  • Kim M. S.*
  • ,
  • 塚原 剛彦*
  • ,
  • 野村 雅夫*
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  • 島田 太郎
  • ,
  • 武田 聖司
  • ,
  • 山口 徹治

開催年月日
2020年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
豊中(online)
国・地域
日本

Calix[4]arene-bis(tertoctylbenzo-crown-6)(BOBCalixC6)の1-オクタノール溶液を用いて土壌溶解液からCsを分離・精製する手法を考案した。BOBCalixC6溶液を5回ほど繰り返し使用しても分離性能に大きな変化はなく、15mlの溶液を5回、2セット使用することで150mlの土壌溶解液を処理することができた。茨城県東海村で採取した土壌試料中の$^{135}$Cs/$^{137}$Csを分析したところ、2011/3/11時点換算で0.38$\pm$0.25, 0.55$\pm$0.82, 0.364$\pm$0.028, 0.38$\pm$0.38という値が得られた。$^{137}$Cs濃度が16900Bq/gの試料の分析では0.3634$\pm$0.0005という高い精度で同位体比が測定できたが、東海村で採取した1Bq/gを下回る試料の分析は標準偏差が大きくなった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5069465