共同研究・競争的資金等の研究課題

2006年 - 2008年

裁判員による公判審理への実質的参加の保障

日本学術振興会  科学研究費補助金(若手研究(B))  若手研究(B)

課題番号
18730046
体系的課題番号
JP18730046
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
2,810,000円
(直接経費)
2,600,000円
(間接経費)
210,000円
資金種別
競争的資金

職業裁判官と裁判員との協働が求められる裁判員制度において、裁判員の関与が単なるお飾りではない実質的なものとなるための諸条件について検討を加えた。これによれば、職業裁判官は、専門家として審理の進行を適切に整序し、協働の前提となる裁判員の理解を促進することに注力すべきとされる一方、裁判員の側でも、社会生活上の経験をふまえつつも、報道等により形成される予断に左右されることなく、審理において現れた証拠と法に基づき、それらの評価をめぐる裁判官との議論を経て、判断に到達しようとする姿勢が求められる。裁判員制度が目的として掲げる司法に対する信頼の確保は、こうした過程が十全に機能することによってよりよく果たされるものと考えられる。

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/18730046.ja.html
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18730046
ID情報
  • 課題番号 : 18730046
  • 体系的課題番号 : JP18730046