MISC

2010年9月

先秦文字の符号化に関する諸要件

茨城大学人文学部『人文コミュニケーション学科論集』(茨城大学人文学部紀要)
  • 鈴木敦

9
開始ページ
75-84
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)

現在、ISO/IEC10646の拡張作業の一環として、先秦文字、就中甲骨文字の符号化作業が進められている。甲骨文字の符号化作業は「甲骨文字の特性に起因する要件」と「符号化の特性に起因する要件」の両方を踏まえて進められねばならない。しかし、現行の作業には後者に対する認識が不足しており、将来重大な問題を引き起こすことが危惧される。本稿では、甲骨文字ひいては先秦文字の符号化に関する諸要件を具体的に提示し、甲骨文字関係者のみならず広く先秦文字関係者に向けて、然るべき対応を取ることを呼びかける。

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