共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

地域共有の文化資源としてのアイヌ文化の歴史遺産

日本学術振興会  科学研究費(基盤研究(C))  

担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,380,000円
(直接経費)
2,600,000円
(間接経費)
780,000円
資金種別
競争的資金

本研究では、北海道に遺されたアイヌの人びとの文化や歴史を、現地に暮らす非アイヌ系住民を含めた地域住民すべてに共有の文化資源として位置づけ、また活用しうる可能性を追究する。具体的には、埋蔵文化財行政によって発掘調査が行われ、その結果として史跡公園などとして整備された過去の遺跡を文化的景観として捉え、その景観を当該地域に居住するアイヌ系アイデンティティを有する住民と現代日本社会のマジョリティに属する非アイヌ系住民が、それぞれどのように認識し、いかなる活動を行い、どんな関係性を構築しているか明らかにする。その上で、そうした認識を生み出した背景・要因を、政治的社会的言説レベルのみならず日常生活レベルにおいて把握を試み、そこから共有資源としての認識を構築し活用しうるあり方を提起する。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17K03301/

この研究課題の成果一覧

論文

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MISC

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書籍等出版物

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  • 河合, 洋尚, 椿原, 敦子, 土井, 清美, 辻本, 香子, 里見, 龍樹, 安田, 慎, 岩田, 京子, 小西, 公大, 石村, 智, 大西, 秀之, 小林, 誠 (担当:分担執筆, 範囲:271-299:第10章「文化財ポリティックスとしての景観価値:奄美群島における世界遺産登録推進と現地の景観認識」)
    時潮社 2016年3月24日 (ISBN: 4788807068)

講演・口頭発表等

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