共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2021年3月

海外日本語学習者音声アーカイブの構築・分析とWEB韻律学習支援ツール開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)
  • 林 良子
  • ,
  • 磯村 一弘
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  • 阿部 新
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  • 松田 真希子
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  • 金村 久美
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  • ALBIN Aaron
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  • 峯松 信明
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  • 金 愛蘭

課題番号
17H02352
配分額
(総額)
16,120,000円
(直接経費)
12,400,000円
(間接経費)
3,720,000円

日本語学習者が、伝わりやすい自然な日本語の発音を習得するためには、アクセントやイントネーションといった韻律教育が、学習初期段階で重要であることが指摘されている。本研究では、日本語学習者の韻律データを横断的・縦断的に大規模に収集し、以下の研究を進める。
(1)世界の言語話者を対象にした学習者音声のWEBアーカイブの構築・公開、母語別の問題点の把握 (2)母語話者印象評定実験による韻律上の問題点の重要要素の特定 (3)国内外の教育現場における韻律指導、音声指導の教材作成と効果の検証 (4)WEBベースの音声学習支援ツール及び教材の開発、改善
2年目となる本年度は、(1)について昨年度末に決定した、文レベルでの韻律的特徴(イントネーション)を調査のための共通タスク文を用い、オンライン録音システム(OVR: Online Voice Recorder)を用いて、学習者音声収録をロシア、イタリア、韓国で、母語話者音声収録を東京で行なった。さらに、収集データを公開するためのアーカイブの整備も行った。(2)に関しては(1)(3)の実施状況を踏まえてすすめる必要があり、次年度に行なうこととなった。(3)に関してはミーティングを行ない、分担者、協力者らとの意見交換を行ないながら、教科書等の執筆を通して進めることができた。(4)に関しても国内外でOJAD(オンライン日本語アクセント辞書)に関するセミナーを開催し、本研究内容に関する理解と、実験への協力者を募った。またOJADやOVRのシステムを応用し、音声教育のための新しいWebツールの開発も開始した。