2015年4月 - 2017年3月
転位・双晶ハイブリッド型制振効果による広周波数域対応α+β二相Mg合金の創製
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
本課題はMg-Sc合金においてマルテンサイト変態を利用し、転位型の制振性と双晶型の制振性を併せ持った高周波域対応制振合金を創製する目的で行い、研究期間内においては、(1)マルテンサイト変態に対する組成依存性の影響、(2)HCP単相・BCC単相合金の制振特性の評価、(3)良好な制振特性を得るための最適組織の確立の三点を目標に実験を行った。
その結果、マルテンサイトの変態温度はSc濃度に著しく依存することが分かった。また、二元系ではBCC相が柔らかいために転位が発生して、マルテンサイト変態による制振性が効率よく生じていないことが分かった。今後はBCC相を添加元素などにより硬化させる試みが必要である。
その結果、マルテンサイトの変態温度はSc濃度に著しく依存することが分かった。また、二元系ではBCC相が柔らかいために転位が発生して、マルテンサイト変態による制振性が効率よく生じていないことが分かった。今後はBCC相を添加元素などにより硬化させる試みが必要である。
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- 課題番号 : 15K14151
- 体系的課題番号 : JP15K14151