論文

査読有り
2009年

GISを用いた地下水汚染ポテンシャルの広域的評価

北海道環境科学研究センター所報
  • 高田雅之・三島啓雄・北川理恵・三上英敏

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35
開始ページ
21
終了ページ
26
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
北海道環境科学研究センター

硝酸性窒素による地下水汚染の現状と汚染ポテンシャルを評価し、地域の実情に応じた効果的な軽減対策に寄与することを目的として、北海道全域の平地を対象に、GIS技術を用いた解析を試みた。その結果、地下水水質データとその立地特性に関して、土地利用及び地質との関係性が示された。また、米国EPAが構築した地下水汚染ポテンシャル評価手法(DRASTIC)を応用して、地下水位、水涵養量、表層土壌、地形、不飽和層の性質に関する空間情報を作成、得点化し、広域的な地下水汚染ポテンシャルの評価を行った。その結果、地下水汚染ポテンシャルの大きさを有意に3区分でき、特に畑地でポテンシャルに比例して地下水汚染が発現しやすいことが明らかとなった。また、地下水汚染ポテンシャルに応じた最大濃度レベルを定量的に予測する可能性を示すことができた。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40016979318
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10382771
URL
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ID情報
  • ISSN : 0916-8656
  • CiNii Articles ID : 40016979318
  • CiNii Books ID : AN10382771

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