2010年 - 2012年
カルシウムシグナルを発生させる光機能性分子の創生
日本学術振興会 若手研究(B) 若手研究(B)
カルシウムシグナルを発生させる分子(ケージドカルシウム)の性能向上及び新たなメカニズムで機能する分子の開発を目指し研究を行った。カルシウムキレート剤 BAPTA 骨格を有するケージドカルシウムではカルシウム放出の反応は見られたが効率が著しく低かった。これは基底状態での電荷移動錯体の形成によるものと判明した。また、ケージドカルシウムに用いることができる一連の新規光分解性保護基を開発し、それらの高性能化に成功し高い分解量子収率(0.5 以上)を達成した。
- ID情報
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- 課題番号 : 22750143
- 体系的課題番号 : JP22750143