2011年4月 - 2014年3月
CD47-SIRPαシグナルを介した癌細胞免疫回避機構の解明とその制御法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
- 課題番号
- 23249064
- 体系的課題番号
- JP23249064
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 48,230,000円
- (直接経費)
- 37,100,000円
- (間接経費)
- 11,130,000円
- 資金種別
- 競争的資金
癌細胞が生体防御機構を掻い潜り免疫抑制環境を構築する機構として、CD47-阻害受容体シグナル制御蛋白α(SIRPα)におけるシグナル伝達の有意性を解明した。すなわち、マクロファージのSIRPαが腫瘍に発現するCD47を認識し貪食活性を減弱することが証明された。また、抗SIRPα抗体によりシグナルを遮断すると、マウス同種同系in vitroおよびin vivoモデルにおいて有意なマクロファージの貪食能が亢進し、抗腫瘍効果を確認し得た。さらに、大腸癌自然発生マウスモデルにおいて、抗SIRPα抗体が癌の発生・増殖を抑制可能である事が確認された。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23249064
- 体系的課題番号 : JP23249064