共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年6月 - 2020年3月

iDNAによる哺乳類調査法の確立と実践

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
17K20064
体系的課題番号
JP17K20064
配分額
(総額)
5,980,000円
(直接経費)
4,600,000円
(間接経費)
1,380,000円

本研究は、吸血動物に保持されている哺乳類の血液DNA(iDNA)を解析することで哺乳類相を調べる方法の開発・実践を目的とした。延べ110地点で合計34,091個体の吸血動物の採集を行った結果、採集効率の観点からはマダニ類が本手法に適した吸血動物であることが分かった。また、オオトゲチマダニは、シカの糞塊数と正の相関関係が認められ、マダニ類の個体数から哺乳類の個体数を推定できる可能性が示唆された。iDNA の実践においては、ニホンジカ、ニホンノウサギ、コウベモグラなどが検出される一方で、ヒトが数多く検出された。これは実際にヒトが吸血されていることに加え、実験中のコンタミネーションが疑われた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17K20064/17K20064seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K20064
ID情報
  • 課題番号 : 17K20064
  • 体系的課題番号 : JP17K20064

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