2007年 - 2009年
ゲノムと核オルガネラの統合的な理解に向けてのスモ修飾研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
近年、細胞内で合成の途中あるいは合成された後に生じるタンパク質の修飾(翻訳後修飾)がゲノム情報を管理する上で重要な役割を果たすことが分かってきた。例えば、ヒストンのN末端テールへの多彩な翻訳後修飾によるクロマチン構造の制御は、細胞の分化と増殖のバランスを保つ上で重要な仕組みであり、その破綻がガンをはじめとする様々な疾患の原因となる。本研究はユビキチン様の翻訳後修飾因子SmallUbiquitin-related Modifier(SUMO)による翻訳後修飾系がヒトを含む高等動物のゲノムとクロマチンの複製の制御に関わることを示している。
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- 課題番号 : 19310131
- 体系的課題番号 : JP19310131