共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

惑星表層物質進化の探求:宇宙風化現象解明によるリモート観測と物質分析研究の統合

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

課題番号
16H04044
体系的課題番号
JP16H04044
配分額
(総額)
16,640,000円
(直接経費)
12,800,000円
(間接経費)
3,840,000円

小惑星模擬表層物質への太陽風を模擬した水素イオン照射実験を実施した。1KeVの水素イオンを10の18乗個/cm2照射すると、反射スペクトルの3μm帯に、水に関する吸収バンドの変化が生じることが分かった。これはイオン照射によって含水鉱物やH2Oが新たに生成されたことによる変化であると考えられる。
また照射したケイ酸塩鉱物の断面を透過型電子顕微鏡で観察し、イオン照射を受けた鉱物表面がアモルファス化していることや、鉱物表層から深さ数十nmのところにブリスターと呼ばれる気泡が形成されている様子も確認できた。実験で再現したスペクトル変化ははやぶさ2で観察された反射スペクトルの特徴を説明できる可能性がある。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16H04044
ID情報
  • 課題番号 : 16H04044
  • 体系的課題番号 : JP16H04044