1987年11月
デカルトにおける意志の働く構造と《意志決定の自由》の経験-パスカルの『恩寵文書』を手引きとして-
文化と哲学
- 巻
- 号
- 第6
- 開始ページ
- 51~76
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
デカルトとパスカルの自由の概念を比較検討することによって、後者の主張する意志の推進力としての喜びの感情が前者の主張する意志の働く構造のうちにも見出され、《意志決定の自由》の経験の成立が、この感情に促されつつ働いている意志において確認されている。