2020年5月
【精神科診療のエビデンス-国内外の重要ガイドライン解説】(第3章)うつ病 CANMAT 2016 Guidelines for Major Depressive Disorder
精神医学
- 巻
- 62
- 号
- 5
- 開始ページ
- 555
- 終了ページ
- 558
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)医学書院
<文献概要>ガイドラインのポイント ・「疾病負荷とケアの原則」,「精神療法」,「薬物療法」,「神経刺激療法」,「補完代替医療」,「特別な患者(児童思春期,女性,高齢者)の治療」の6つのパートからなる。・多くのガイドラインが基準としているAppraisal of Guidelines for Research & Evaluation II(AGREEII)やGrading of Recommendations, Assessment, Development and Evaluations(GRADE)systemに従うのみならず,エキスパートオピニオンを組み入れた独自の評価で推奨を決定している。・エビデンスレベルは1から4に分類される。治療選択の順位はエキスパートオピニオンも臨床的有用性を認めるという前提において,第一選択治療はエビデンスレベルが1または2以上,第二選択治療はレベル3以上,第三選択治療はレベル4以上のエビデンスが存在するというルールがある。・想定している利用者は一般の精神科医や精神医療の専門家である。
- ID情報
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- ISSN : 0488-1281
- eISSN : 1882-126X
- 医中誌Web ID : U609040013