基本情報

所属
岐阜大学 応用生物科学部 共同獣医学科 臨床獣医学講座 獣医外科学研究室 教授
連合獣医学研究科 教授
共同獣医学研究科 教授
学位
博士(獣医学)(北海道大学)

J-GLOBAL ID
200901000591834124
researchmap会員ID
5000054151

手術模型による動物の犠牲のない獣医外科学教育の開発

岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科では、動物のお医者さんである獣医師を養成しています。この獣医学教育の中で、手術技術を習得する小動物外科学実習は必修科目になっています。以前は、どの大学でもこの実習で生きた動物(生体)を実際に用いることが一般的でした。つまり、動物の命を守るための獣医学教育で動物の命を犠牲にしていた訳です。そのため、獣医師を断念した若者は数多くいたと思われます。近年、動物愛護の高まりから、獣医学教育で生体を用いる実習が少なくなり、岐阜大学でも十数年前から小動物外科学実習では座学と手術の映像視聴、手術見学といった実習に移行しました。そのため、獣医学科の学生は、切開や縫合などの手術手技の修得が不十分な状態で卒業し、動物病院で初めて手術を経験する獣医師も少なくありません。これは動物とその飼主にとって幸せなことではありません。そこで私たちは、このような課題を解決し、生体を用いない小動物外科学の教育を達成するために、様々な手術手技が学べる切開と縫合が可能な手術模型を開発し、これを用いた教育とその普及に取り組んでいます。

クラウドファンディングに挑戦

https://readyfor.jp/projects/gifuvet-skills

動物の歯科・口腔外科学

犬、猫の歯における根尖部の解剖学的構造の解明とその治療法の開発/犬、猫の歯周疾患におけるエナメルマトリックスプロテインを用いた歯周組織再生治療/犬の歯周炎と口臭の評価とその予防/犬の水平性骨吸収における歯周組織再生治療/犬や猫における口腔内衛生管理の研究/犬や猫の口腔内ケア製品の開発/犬の顎嚢胞に対する治療法の検討/猫の尾側口内炎(歯肉口内炎)に対する治療法の検討/犬と猫の口腔内腫瘍の手術法/犬と猫の手術法に関するイラスト化と模型作成に関する研究/猫の抜歯法に関する研究/犬と猫の唾液瘤に関する研究/犬の口腔鼻腔瘻に対するトラフェルミンを用いた歯周組織再生治療/犬の会陰ヘルニアに関する病態解明とその治療法に関する研究


委員歴

  16

論文

  47

MISC

  88

書籍等出版物

  9

講演・口頭発表等

  30

社会貢献活動

  5