共同研究・競争的資金等の研究課題

2004年 - 2006年

動脈硬化を予防する食事因子-女性ホルモン合成酵素・アポE欠損マウスによる検討

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))  基盤研究(C)

課題番号
16500528
体系的課題番号
JP16500528
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,000,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

エストロゲン合成酵素であるアロマターゼ遺伝子をノックアウトしたマウス(ArKOマウス)では血清のエストロゲンが検出されない。メスでは卵巣の発達に異常があり、オス、メスともに脂肪肝が観察される。このため、エストロゲンに依存する動脈硬化研究のモデル動物として期待が持たれている。これまでの検討から、ArKOマウスを高コレステロール食で飼育しても正常マウスと同様に動脈硬化になりにくいことがわかった。マウスは血清にHDLを多く含むラット型の動物であり、ヒトやウサギのようにHDLを多く持たない動物のようには動脈硬化にならない。このために女性ホルモンがないArKOマウスにおいても、非常に動脈硬化を起こしにくいものと思われた。以前からHDLに含まれるアポE遺伝子をノックアウトしたマウス(ApoEKOマウス)は普通食で飼育してもアテローム性動脈硬化症を起こすために動脈硬化のモデル動物として知られている。そこで、ArKOマウスとApoEKOマウスをかけあわせて、ダブルノックアウト(DKO)マウスを作出し、エストロゲンの有無が動脈硬化にどのように働くかを検討した。DKOマウスの血清総コレステロール値は、♂、♀につき、♂1368±638mg/dl (n=8)、♀704±245mg/dl. (n=7)であった。血清トリグリセリド値は。♂、♀につき、969±869mg/dl (n=8)、♀251±121...

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/16500528.ja.html
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16500528
ID情報
  • 課題番号 : 16500528
  • 体系的課題番号 : JP16500528