2009年3月
A Study of Prosodic Features of Emotional Speech Based on the Auditory Impressions
近畿大学生物理工学部紀要
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- 巻
- 号
- 23
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 14
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 近畿大学生物理工学部
「怒り」,「喜び」,「悲しみ」などの感情を表現した自然音声の音響的特徴を「韻律(声の大きさ,高さ,発話速度の総称)」という視点から解析してきた。筆者らの研究の特徴は,より微妙なニュアンスの特徴まで調べることを目的に,それぞれの感情を,感情を含まない「平常」のほか,「弱い」,「中程度」,「強い」の4段階の度合に分類して解析を行い,それぞれの特徴を体系的に明らかにしてきたことである。<br />
会話によるコミュニケーションにおいて,話者の心の内面にある感情がそのまま発声に反映され,更にそのまま聞き手に伝わるとは限らない。<br />
本研究の目的は,(1)このような話者の内面の感情(話者の意図)がどの程度正しく聞き手に伝わるのか,(2)どのような表現のときに話者の意図した感情が正しく聞き手に伝わりやすいのか,を定量的に明らかにすることである。<br />
そこでまず,発話の意図がどの程度聞き手の聴覚的印象と一致しているかを調
会話によるコミュニケーションにおいて,話者の心の内面にある感情がそのまま発声に反映され,更にそのまま聞き手に伝わるとは限らない。<br />
本研究の目的は,(1)このような話者の内面の感情(話者の意図)がどの程度正しく聞き手に伝わるのか,(2)どのような表現のときに話者の意図した感情が正しく聞き手に伝わりやすいのか,を定量的に明らかにすることである。<br />
そこでまず,発話の意図がどの程度聞き手の聴覚的印象と一致しているかを調
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1342-7202
- CiNii Articles ID : 120005735085