2009年3月
侵襲性歯周炎と空隙歯列弓を伴うskeletal Class III症例に対して矯正治療を応用した一治験例
愛知学院大学歯学会誌
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- 巻
- 47
- 号
- 1
- 開始ページ
- 75
- 終了ページ
- 81
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 愛知学院大学歯学会
症例は初診時36歳3ヵ月の女性で、歯と歯の隙間が気になって受診した。パノラマX線写真では、全顎的には高度な歯槽骨吸収を認め、下顎左右第一大臼歯近心において垂直性骨吸収を認めた。上顎右側第一小臼歯、上顎左側第一大臼歯、下顎左側中切歯は著しい歯槽骨吸収を認め、浮遊歯の状態を呈した。空隙歯列弓を伴うskeletal Class III症例と診断した。矯正治療によって生理的に安定した咬合歯列を構築することとした。上顎歯列弓は、前歯部の空隙閉鎖と前歯部の左方移動、下顎歯列弓は、犬歯、小臼歯部の遠心傾斜の改善およびスペース閉鎖をマルチブラケットを用いて治療を行うこととした。動的治療期間は2年8ヵ月であった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0044-6912
- 医中誌Web ID : 2009252368
- CiNii Articles ID : 10027967283
- CiNii Books ID : AN00006467