2016年4月 - 2020年3月
企業間・異業種連携による被災企業の商品開発手法と市場適応性に関する実証的考察
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、東日本大震災で被災した小零細規模の企業における事業継続策について検討するため、企業間連携による製品開発を推進しながら、アライアンス体制によって開発した製品の市場適応性について実証的に考察した。実証事業では、宮城県石巻市で練り物を生産する事業者を中心に企業間連携体制を構築し、競合製品と異なる特徴を持つ製品の開発を試みながら消費者調査を継続的に実施してきた。実証事業の結果、連携体制による製品開発は、地域性を製品に付与することによって競合他社との差別化をはかることが可能であることが判った。また、有機的な連携体制を構築することによって、多様な手法で販路を拡げることが可能であることが判った。
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- 課題番号 : 16K03935
- 体系的課題番号 : JP16K03935