2013年6月 - 2018年3月
大気ニュートリノを用いた質量階層構造の研究と次世代研究フロンティアの発展
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
スーパーカミオカンデ装置による大気ニュートリノ観測データを用いて、三種類のニュートリノの質量の順番の研究を行った。加速器や原子炉、太陽ニュートリノを用いたニュートリノ振動実験結果を拘束条件として組み入れて、感度の向上を図った。結果、第三世代のニュートリノが第一と第二世代よりも重い質量を持つ仮説が大気ニュートリノデータをよりよく説明することがわかり、その有意度は91.9%から94.5%の範囲であった。
さらに次世代のニュートリノ研究を牽引するハイパーカミオカンデ実験計画のための、技術開発や物理感度研究を推進した。文科省に優先度の高いプロジェクトとして選ばれ、予算要求を検討する段階に到達した。
さらに次世代のニュートリノ研究を牽引するハイパーカミオカンデ実験計画のための、技術開発や物理感度研究を推進した。文科省に優先度の高いプロジェクトとして選ばれ、予算要求を検討する段階に到達した。
- ID情報
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- 課題番号 : 25105004