2014年4月 - 2017年3月
虚弱高齢者の自立評価の客観的指標の作成と身体運動の有用性に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は,高齢虚弱者から健常者を対象にKINECTを用いて日常生活動作を評価し、1)自立度の客観的指標を作成する、2) 1)での試案の指標について運動による効果を検討することであった。開始2年目にバージョン(v2)が改良され,精度が高まったが,互換性がないため再度データ収集を行う必要が生じた。KINECTv2を使い,起居を行わせ,肩と腰の関節を結ぶ線と鉛直方向との成す角(動作角度)を抽出し,比較した。その結果,動作角度は明らかに虚弱者と健常者に相違が認められ,本法は短時間に客観的に評価できる指標であることが認められた。しかし,運動によるADL改善の効果は実証するまでに至らず今後の課題としたい。
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- 課題番号 : 26350725
- 体系的課題番号 : JP26350725