共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年12月 - 2017年3月

肝硬度(SHEAR WAVE ELASTOGRAPHY: SWE®)の整合性検定

受託研究  

資金種別
競争的資金

肝硬度は、慢性肝疾患の進展に伴い肝内に蓄積する線維を非侵襲的に定量する方法で、肝病態を客観的に評価する方法としの有用性が報告されています。当院では、TOSHIBA社製Aplio 500超音波診断装置に装備されているShear Wave Elastogrphy(SWE)を用いた肝硬度測定を実施し、これまでに得られたデータの解析結果から独自の診断基準を設けたレポーティングシステムを運用しています。
TOSHIBA社は、SWEの測定精度改善を目的としたバージョンアップを2016年1月に発表しました。当院では2016年3月にバージョン2となりましたが、バージョンアップ前後の測定値に整合性が担保されていることを示す臨床データが存在しないため、現在、当院の診断基準でSWEを運用することの理論的な根拠が失われています。
本研究は、同一症例に対してSWEのバージョン1とバージョン2の測定を同日に実施し、両バージョンの整合性に関する解析を行い、その結果を当院のレポーティングシステムに反映させることを目