2014年4月 - 2019年3月
酵素を利用した文化財の新規クリーニング方法の開発 -旧修理材料や微生物痕の除去-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究は、三つの調査研究から構成された。
一つは材料化学的な調査で、除去すべき汚れの化学構造を把握することで酵素探索の方向性を明確にし、酵素による文化財材料への影響を評価した。探索した酵素が、文化財の構成材料および修理材料に与える影響も分析した。二つ目は微生物酵素学的調査であり、材料調査の結果を基に汚れの主成分を分解する酵素を探索した。使用した酵素が文化財上で機能を十分発現する条件についての検討も行った。以上を踏まえ、三つ目の調査研究である文化財修復現場での適用を検討した。安全性の確認や、より効果的な適用方法について、十分に協議検討し適切な酵素によるクリーニング方法を開発した。
一つは材料化学的な調査で、除去すべき汚れの化学構造を把握することで酵素探索の方向性を明確にし、酵素による文化財材料への影響を評価した。探索した酵素が、文化財の構成材料および修理材料に与える影響も分析した。二つ目は微生物酵素学的調査であり、材料調査の結果を基に汚れの主成分を分解する酵素を探索した。使用した酵素が文化財上で機能を十分発現する条件についての検討も行った。以上を踏まえ、三つ目の調査研究である文化財修復現場での適用を検討した。安全性の確認や、より効果的な適用方法について、十分に協議検討し適切な酵素によるクリーニング方法を開発した。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 26282071
- 体系的課題番号 : JP26282071