講演・口頭発表等

2013年9月

心疾患患者における日本語版DS14の信頼性・妥当性の検討Ⅱ

日本健康心理学会第26回大会
  • 石原俊一
  • ,
  • 内堀知美

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
主催者
北星学園大学
開催地
札幌

タイプDを測定するスケールである日本語版DS14を心疾患患者および健常者を対象に実施し,信頼性・妥当性について検討した。日本語版DS14はNA因子,SI因子の2因子から構成され,また信頼性係数においても高い内的整合性が認められた。2群の構造は同様で安定していると判断し,患者群と健常者群を合わせた確認的因子分析においても適合度指標において比較的高い値を示し,14項目から構成された。他尺度との関連性について,心疾患発症率の高い高齢者においてもタイプDの不安と抑うつが高い傾向,また社会的スキルが低い傾向が示された。以上の結果から,日本語版DS14は,十分な信頼性と妥当性および基準関連妥当性を備えた尺度であることが認められた。