本研究は、独立型社会福祉士によるソーシャル・イノベーションを促進する要因を明らかにすることを目的に、独立型社会福祉士を対象にアンケートおよびインタビュー調査を実施した。
その結果、独立型社会福祉士によるソーシャル・イノベーションを促進する要因として、①地域課題の発見、②関係者との課題共有、③ステイクホルダーとの協働、④地域社会の支持、⑤新たな仕組みづくり、⑥新たな価値提案、の６つが抽出された。この６つの要因は、独立型社会福祉士がソーシャル・イノベーションを促進できているかどうかの評価尺度として活用することができる。