2007年8月
J-PARC中性子源用低温水素システムの安全設計
低温工学
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- 巻
- 42
- 号
- 8
- 開始ページ
- 255
- 終了ページ
- 264
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2221/jcsj.42.255
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 低温工学・超電導学会 (旧 社団法人 低温工学協会)
日本原子力研究開発機構は高エネルギー加速器研究機構と協力してJ-PARCを建設している。物質・生命科学実験施設(MLF)はJ-PARCの科学実験施設の一つとして建設されている。高エネルギー陽子ビーム入射による核破砕反応で中性子を発生させ、その中性子を実験者へ供給する装置である核破砕中性子源がMLF内に建設されている。水素原子核は、発生した中性子のエネルギーをMeVからmeVまで減速する中性子減速材として用いられる。よって、減速材としての極低温水素を供給するため核破砕中性子源に極低温水素システムが装備されている。本論文はこの極低温水素システムの安全設計を紹介する。特に、本システムは高圧ガス保安法の適用を受け、本邦で初めて冷凍保安規則の適用を受けた水素冷凍システムである。この規則の適用において議論された技術的な内容についても解説する。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2221/jcsj.42.255
- ISSN : 0389-2441
- CiNii Articles ID : 10019156515
- CiNii Books ID : AN00333419