J-PARCホットセルにおけるターゲットシステムメンテナンスの経験
7th High Power Targetry Workshop
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- 開催年月日
- 2018年6月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
J-PARCには、3GeV陽子を入射してパルス中性子を生成する核破砕中性子源水銀ターゲットが設置されている。水銀ターゲット容器は、長さ12m, 幅2.6m, 高さ4mでホットセル内を水平移動するターゲット台車に設置されている。長さ43m, 幅12m, 高さ15mの広大なホットセルの半分は、ターゲット容器の交換作業等のメンテナンス作業に使用され、水銀のリークを想定して床面はステンレスライニングになっている。ターゲット容器の交換は、6軸のパワーマニピュレータ、3双のマスタースレーブマニピュレータ、20tのインセル天井クレーン、耐放射線カメラを用いてフル遠隔操作で実施される。核破砕反応によって多量の放射性ガスが発生するため、気体廃棄物処理システムをホットセル横に併設しており、水銀循環系のカバーガスを移送した後に水銀ターゲット容器の交換を実施している。発表では、ホットセルの設計思想及び遠隔操作によるターゲット関連機器のメンテナンスについて報告する。