講演・口頭発表等

J-PARC核破砕中性子源における核発熱及び冷熱中性子強度の陽子ビームの形状及び入射位置依存性

日本中性子科学会第18回年会(JSNS 2018)
  • 原田 正英
  • ,
  • 粉川 広行
  • ,
  • 直江 崇
  • ,
  • 涌井 隆
  • ,
  • 羽賀 勝洋
  • ,
  • 明午 伸一郎
  • ,
  • 大井 元貴
  • ,
  • 高田 弘

開催年月日
2018年12月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
水戸
国・地域
日本

J-PARCの物質・生命科学実験施設の核破砕中性子源は、水銀ターゲットに3GeV、1MWの陽子ビームを入射し、核破砕反応で発生する中性子を実験装置に供給している。ターゲット位置での陽子ビーム形状や位置変化は、水銀ターゲット容器の構造的健全性や実験装置に供給する中性子強度に影響を与える。本研究では、ニュートロニクスの観点から、陽子ビームの形状や位置を変化させた際の水銀ターゲット容器の核発熱及び中性子強度の変化を測定し、測定結果と粒子輸送計算との比較を行い、粒子輸送計算の妥当性を検証した。中性子強度の測定は、中性子実験装置NOBORUにて、He-3カウンタによる飛行時間法により行った。核発熱は、ターゲット容器に設置している熱電対の温度上昇速度から導出した。陽子ビームの強度及びプロファイルの条件毎に、中性子強度及び核発熱密度を測定した。粒子輸送計算コード(MCNPX, PHITS)を用い、測定値と実験値とを比較した結果、計算値は実験値と良い一致を示した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5063964