2021年3月
J-PARC高出力水銀ターゲット容器の新規構造
Materials Science Forum
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- 巻
- 1024
- 号
- 開始ページ
- 145
- 終了ページ
- 150
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.4028/www.scientific.net/MSF.1024.145
J-PARCの大強度ビーム運転を実現するために、保護容器で覆われた水銀ターゲット容器の新規構造の開発を行ってきた。まず、500kWの安定運転の実現を目的とした第1段階では、初期構造を踏襲した構造で、水銀容器と保護容器の接続方法を改良し、約8か月の500kW利用運転を実現した。1MWの安定運転の実現を目的とした第2段階では、容器の後端のみで接続した新規構造を検討した。新規構造では、熱応力を低減するための水銀容器冷却や内圧に対する保護容器の剛性を増加するための板厚の増加を実施した。その結果、各容器に発生する応力は、日本産業規格の圧力容器規格の許容応力以下となり、1MWビーム運転が可能であることを確認した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.4028/www.scientific.net/MSF.1024.145
- ISSN : 0255-5476