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2023年3月

福島第一原発港湾から流出したトリチウム量の経時変化の推定流出量変化の要因分析と福島事故前後の日本及びおよび世界の原子力施設との排出量比較

Journal of Nuclear Science and Technology
  • 町田 昌彦
  • ,
  • 岩田 亜矢子
  • ,
  • 山田 進
  • ,
  • 乙坂 重嘉*
  • ,
  • 小林 卓也
  • ,
  • 船坂 英之*
  • ,
  • 森田 貴己*

60
3
開始ページ
258
終了ページ
276
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1080/00223131.2022.2093800

本論文では、福島第一原子力発電所の港湾口から沿岸へと流出するトリチウム量を、港湾内のトリチウムモニタリング結果から推定し、事故当初の2011年4月から2020年3月までのおよそ9年間に渡り、月間流出量を算出した。その結果、2015年の海側遮水壁閉合により、未知の流出はほとんど抑制されたことが分かった。また、この推定量を基に、日本全体の原子力施設からのトリチウム年間排出量を求め、事故前後の排出量の変遷を議論した。その結果、2015年以降、福島第一原子力発電所からの流出量は、事故前の約半分程度となっている一方、事故後の日本全体の排出量は大きく減少していることが分かった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1080/00223131.2022.2093800
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5074755
ID情報
  • DOI : 10.1080/00223131.2022.2093800
  • ISSN : 0022-3131

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