2018年4月 - 2022年3月
高度情報技術基盤社会に向けた初等中等教育の次世代情報教育の体系化に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
AIやIoTなどに代表されるように、情報技術は急速に高度化して社会の基盤となり、生活、産業、ひいては社会構造が大きく変容しつつある。このため、次世代を生きることになる児童生徒には、高度情報技術が基盤となった社会を前提としたリテラシーの育成が求められる。しかし学校現場におけるICT整備は極めて貧弱なままであり、情報教育は先進諸国に大きく引き離されている現実がある。
本研究は、高度情報技術社会に向けた初等中等教育における次世代情報教育を構想する。まず、大量データの蓄積やその知的処理によるサービスの発展等を前提とした高度情報技術社会の予測をもとに、現段階の情報教育からさらにシフトしていくべき方向について検討する。現段階の国内外の先進的な実践を視野に入れた上で、能力観、教育内容,カリキュラム、授業環境、教師教育、教員養成などにフォーカスし、今後10年間で情報教育の基盤となるであろう要素研究を個別に実証的に推進し、それらの研究成果と開発された実践や教材等の成果を体系化することを試みる。要素研究と成果の体系化の往還を経る過程で、その研究の成果を広く公表し、もって2030年頃と想定される学習指導要領の策定に対して学術的エビデンスを提供することで貢献しようというものである。
申請時に予定していた要素研究とは、情報活用、探究学習、技術理解、文脈思考、情報化の影の克服、授業設計、学習環境、教師教育であったが、第1年次の研究の途上で、情報活用に加えてICTツール活用を、技術理解に加えて社会理解を、教師教育を教員養成と教員研修に分けて検討することとした。
本研究は、高度情報技術社会に向けた初等中等教育における次世代情報教育を構想する。まず、大量データの蓄積やその知的処理によるサービスの発展等を前提とした高度情報技術社会の予測をもとに、現段階の情報教育からさらにシフトしていくべき方向について検討する。現段階の国内外の先進的な実践を視野に入れた上で、能力観、教育内容,カリキュラム、授業環境、教師教育、教員養成などにフォーカスし、今後10年間で情報教育の基盤となるであろう要素研究を個別に実証的に推進し、それらの研究成果と開発された実践や教材等の成果を体系化することを試みる。要素研究と成果の体系化の往還を経る過程で、その研究の成果を広く公表し、もって2030年頃と想定される学習指導要領の策定に対して学術的エビデンスを提供することで貢献しようというものである。
申請時に予定していた要素研究とは、情報活用、探究学習、技術理解、文脈思考、情報化の影の克服、授業設計、学習環境、教師教育であったが、第1年次の研究の途上で、情報活用に加えてICTツール活用を、技術理解に加えて社会理解を、教師教育を教員養成と教員研修に分けて検討することとした。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 18H01045
- 体系的課題番号 : JP18H01045
この研究課題の成果一覧
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論文
3-
IIAI Letters on Informatics and Interdisciplinary Research 5 1-16 2024年2月3日 査読有り招待有り筆頭著者
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International Journal of Learning Technologies and Learning Environments 6(1) 1-16 2023年5月30日 査読有り招待有り筆頭著者
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日本教育工学会研究報告集 19(2) 179-186 2019年5月18日
講演・口頭発表等
1-
日本デジタル教科書学会第9回年次大会 2020年8月