2013年4月 - 2016年3月
立体視映像コンテンツの情緒表現と機能性
- 配分額
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- (総額)
- 4,680,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では、立体視(3D)映像を、エンタテイメントや文化を支える新たなメディアとして確立するために、「3D映像ならでは」の情緒表現を可能とする、機能的な奥行き感の演出アプローチを提案・検証した。具体的に、感情を喚起する画像群(感情画像)を対象として、両眼視差を付加する3D化技術を用いた実験的な検討を行った。結果から、いずれの感情においても3D化によって覚醒度が上昇し、その奥行き方向の再生範囲を拡大する視差操作によって、その傾向が増進することが認められた。さらに、感情画像による覚醒度の増進に伴う時間知覚の変化に着目し、3D表現による覚醒度の増進と評価時間の延長傾向について基礎的な知見を得た