2002年10月
骨肉腫におけるアデノウイルスレセプターの発現とp53アデノウイルスベクターによる遺伝子治療
新潟県医師会報
- 巻
- 号
- 631
- 開始ページ
- 2
- 終了ページ
- 3
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟県医師会
骨肉腫細胞株4株を含む骨軟部悪性腫瘍細胞株10株と,腫瘍組織26検体,正常間葉系組織を用いて,アデノウイルスレセプターの発現について調べ,p53アデノウイルスベクターによる遺伝子治療の可能性について検討した.その結果,骨軟部悪性腫瘍の中では,骨肉腫において特にアデノウイルスレセプターの発現が高く,また正常の間葉系組織では低いことから,アデノウイルスベクターを骨肉腫の腫瘍組織内へ直接投与した際に,周囲の正常組織への感染による影響の少ない効率的な遺伝子治療が行えるものと考えられた
- ID情報
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- ISSN : 0912-2796
- 医中誌Web ID : 2003098624