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2011年9月5日

K-cymrite の構造と特異な^<29>Si NMR特徴

日本鉱物科学会年会講演要旨集
  • 薛 献宇
  • ,
  • 神崎 正美

2011
開始ページ
197
終了ページ
197
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.14824/jakoka.2011.0.193.0
出版者・発行元
一般社団法人日本鉱物科学会

29Si MAS NMRはケイ酸塩鉱物におけるSi-Al分布の定量的解析に最も有効な手段である。テクトアルミノ珪酸塩鉱物においては一般的に特定のTサイトに対して、nSi(4-n)Al(n=0-4)と連結するSi(Si(nSi))に対応する最大5つの29Si MAS NMRピークがありうると考えられてきた。本研究では5GPa, 800˚C合成した29Si濃縮したK-cymrite (KAlSi3O8.H2O)高圧相のNMR結果を報告する。K-cymrite は(Si,Al)O4四面体(Q4)からなる2重層構造を有する。しかし、一つのTサイトにもかかわらず、5つ以上の29Si MAS NMRピークが観測された。2次元J結合を利用したNMR測定により、これらはK-cymrite中のSi(nSi)(n=1 to 4)に対応し、Si(3Si) と Si(2Si)はそれぞれ二つのT-O-T角の存在により二つのピークを示すことが分かった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14824/jakoka.2011.0.193.0
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12444619
CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1570854175057440768?lang=ja
ID情報
  • DOI : 10.14824/jakoka.2011.0.193.0
  • ISSN : 1348-6543
  • CiNii Articles ID : 10029454638
  • CiNii Books ID : AA12444619
  • CiNii Research ID : 1570854175057440768

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