2010年4月7日
NMRと粉末X線回折法によるAlPO_4高圧相の構造解析
日本鉱物科学会年会講演要旨集
- ,
- 巻
- 2009
- 号
- 開始ページ
- 131
- 終了ページ
- 127
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14824/jakoka.2009.0.127.0
- 出版者・発行元
- 一般社団法人日本鉱物科学会
AlPO4の6∼7GPa付近の高圧急冷実験から1000°C付近でI相,1500°C付近でII相を新たに見いだした.両相の構造をNMRと粉末X線回折法で調べた.31P MAS NMRからは各相とも3種で同比率の4配位P席があり,27Al MQ MAS NMRからは各相それぞれ2種の6配位Al席と1種の5配位Al席があることが分かった(同比率).粉末X線回折データの解析には実空間のモンテカルロ探索法(FOX)を使い,NMRから得られた配位数と席数を多面体モデル作成に活用した.I相が空間群P-1, II相がP21/c,a,c軸はほぼ同じでIIのb軸がIの約2倍であった.密度は両相ほぼ同じで,常圧相からは約28%増となる.結晶構造は両相ともに,稜を共有した6個のAl多面体による短鎖がPO4四面体でつなぎあわされて,3次元ネットワークを形成している.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14824/jakoka.2009.0.127.0
- ISSN : 1348-6543
- CiNii Articles ID : 10025990981
- CiNii Books ID : AA12444619
- CiNii Research ID : 1574231875630590464