2018年5月28日
少降水量地域におけるスギ精英樹と花粉症対策品種の植栽当年の成長
日本森林学会大会発表データベース
- 巻
- 129
- 号
- 0
- 開始ページ
- 590
- 終了ページ
- 590
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11519/jfsc.129.0_590
- 出版者・発行元
- 日本森林学会
<p>地球温暖化は、我が国の農林水産物生産現場へ重大な影響を及ぼすことが懸念され、林業における造林木でも、気候変動に適応したスギの作出技術開発が求められている。このような技術開発では、制御環境で高温・乾燥ストレスを与えることで、成長反応や遺伝子発現等を観察することが一般的であるが、作出されたものが、野外でどのような反応を示すかについては検証が必要である。そこで、岡山県内の一般造林地において、環境応答性の評価を目的としたスギ植栽試験地を設定し、乾燥に対する成長反応を評価した。試験地の設定に際し、GIS技術で得られる環境データに基づいて岡山県内でより高温・より乾燥となる岡山県備前市に試験地を設定した。植栽系統は、①次代検定林で検定回数が多い精英樹、②花粉症対策品種、を対象とした。試験地への植栽は2017年3月に行った。乾燥状態を評価するため、全植栽木の根元の土壌水分を6,7,11月に測定した。また生育状態を評価するため、4,6,9,11月に全植栽木の樹高、伸長成長を測定し、生育状態を記録した。その結果から、土壌乾燥に対する各植栽系統の応答性について検討したので報告する。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11519/jfsc.129.0_590
- CiNii Articles ID : 130007376153
- identifiers.cinii_nr_id : 9000396089400