MISC

2007年3月

ユーカリ材の強度性能

奈良県森林技術センター研究報告
  • 中田 欣作
  • ,
  • 宮崎 祐子

36
開始ページ
13
終了ページ
17
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
奈良県森林技術センター

ブラジルパラナ州北部、南部およびウルグアイ産のユーカリ材の強度試験および耐朽性試験を行った。ユーカリ材の密度は0.44~1.05g/cm2と分布範囲が大きく、産地の違いによる密度の違いが認められた。ユーカリ材のヤング係数、曲げ強さ、衝撃曲げ吸収エネルギーおよび収縮率は密度の増加とともに増大した。パラナ州北部産のユーカリ材は、密度が0.93g/cm2と最も高く、ヤング係数が22.2kN/mm2、曲げ強さが155N/mm2と高い強度性能を示した。一般的な木材と比較すると、密度との関係において曲げ強さは同等であり、ヤング係数は高い傾向を示したが、逆に衝撃曲げ吸収エネルギーはやや低い傾向を示した。ユーカリ材のオオウズラタケおよびカワラタケに対する質量減少率は3.1~7.6%であり、中程度の耐朽性を示した。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005333218
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA1155559X
ID情報
  • ISSN : 1345-9864
  • CiNii Articles ID : 120005333218
  • CiNii Books ID : AA1155559X
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000016705508

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