論文

2010年

大学英語授業の到達目標としてのCan-doリスト

国立音楽大学研究紀要
  • 中西 千春
  • ,
  • 林 千代

45
開始ページ
37
終了ページ
48
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
国立音楽大学

国立音楽大学では,必修英語授業の共通到達目標としてのCan-doリストを利用したカリキュラム改革を進め,授業改善を図っている。2010年度は,3年目の実践として,パフォーマンステストと関連付けた2010年度国立音楽大学Can-doリスト(以下,「10国立Can-do」)を開発した。学生(n = 413)に,パフォーマンステストと「10国立Can-do」を受験させた結果,英語の熟達度が高いほど自信の度合いも高いことがわかった。しかしながら,項目数を30に絞ったところ,下位クラスの目標が少なくなってしまった。本学の英語授業の状況に応じて,文法・語彙・発音・授業態度などについてのCan-doリストの開発も視野に入れる必要性がある。他方,英語担当教師に「10国立Can-do」の授業での利用状況について実態調査したが,アンケートの回収率とディスカッションの参加率が60%に留まり,全容が把握できなかった。今後,全英語担当教師からCan-doリストの利用状況について回答を得て,各授業でのCan-doリストの適合性・役割・効果を把握したい。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008427227
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00066006
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/11082984
ID情報
  • ISSN : 0288-5492
  • CiNii Articles ID : 110008427227
  • CiNii Books ID : AN00066006
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000006599823

エクスポート
BibTeX RIS