2011年 - 2013年
サリドマイド等の医療用医薬品から生成するヒト反応性代謝物の検出と評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 課題番号
- 23590200
- 体系的課題番号
- JP23590200
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 5,460,000円
- (直接経費)
- 4,200,000円
- (間接経費)
- 1,260,000円
- 資金種別
- 競争的資金
ヒト肝細胞移植キメラマウスに医薬品サリドマイドを同時あるいは前投与すると、併用したヒトP450 3A指標医薬品の消失が亢進した。ヒト肝培養細胞系の同酸化酵素活性およびP450 3A mRNA量はサリドマイドにより上昇した。核内調節因子を調べるマイクロアレイ試験法では、サリドマイドは核内受容体PXRのリガンドとなった。サリドマイドの芳香環水酸化に伴い、還元型グルタチオンと結合しうるヒト型反応性代謝物が生成すること、酵素誘導や酵素活性促進を含めた薬物相互作用惹起の可能性が示唆された。以上、サリドマイドは核内レセプターを介してヒト肝薬物代謝酵素の誘導効果を有し、自身を反応性代謝物へ導くと結論づけた。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 23590200
- 体系的課題番号 : JP23590200