共同研究・競争的資金等の研究課題

2009年 - 2011年

心と行為の哲学的分析による倫理的諸概念の解明-モラル・サイコロジーからの接近-

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
21320009
体系的課題番号
JP21320009
配分額
(総額)
7,540,000円
(直接経費)
5,800,000円
(間接経費)
1,740,000円

行為に関する心的事象と倫理学の諸概念や諸問題の関係が明らかにされた。とくに、次のような注目すべき成果を得た。(1)後悔という道徳的心情と道徳的正当化の間には、従来は見落とされがちだった不一致がある。(2)非難妥当性の根拠として、実践理性による選択の促進があげられる。(3)信念が感情的側面をもつ。(4)ある種の過去の欲求が幸福に関する欲求実現説の反証になる。(5) 4の論点は、生前の欲求の死後における実現が幸福に貢献するかという問題と密接に関係する。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-21320009/21320009seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21320009
ID情報
  • 課題番号 : 21320009
  • 体系的課題番号 : JP21320009