2006年 - 2008年
生態学的哲学と環境存在論の展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、J・J・ギブソンの生態学的心理学に包含される認識論・存在論を哲学的に敷衍し、生態学的立場の哲学の確立を目指した。従来は知覚論・認識論に限定されていた生態学的立場を、以下の三つの分野で展開した。(1)生態学的心理学と環境存在論を結びつけ、身体と環境とダイナミズムを理論化した。(2)社会的・科学技術的な環境の媒介性の解明し、科学技術社会論に貢献した。(3)アフォーダンス理論を踏まえて生態学的道徳的実在論を提案した。
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- 課題番号 : 18520026
- 体系的課題番号 : JP18520026