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2007年8月 - 2007年8月

日本・韓国の新たな学術基盤の共有を目的とする国際シンポジウム(18-19Cの日本・韓国の学問・政治・宗教・科学)の開催


シンポ共催、
@東北大学川内北キャンパス・マルチメディア教育研究棟、2007.8.31-9.2、参加者約50 名
本国際学会は、日本と韓国の新たな学術基盤の共有を目的とし、日本と韓国の近代の始源・古層、すなわちそれぞれの国が独自のナショナリティを形成し始める時期の学術状況に光を当てる。具体的には、韓国最大の思想家である丁茶山(1762-1836)の学術と同時代の日本の学術を比較・総合することで、上記の目的に資することをめざす。
シンポジウムは、丸二日間をかけ、基調講演・報告(論評)・全体討論から構成される。基調講演は、一般市民の来聴にむけた計二人の基調講演者を予定。報告は、学問方法論・政治思想、宗教思想、科学思想という4つのセクションから、日本思想・韓国思想の計10人の専門家が報告し、従来の思想史研究や、儒教研究の枠組みを越えた多角的なアプローチをめざす。論評は、日本と韓国の学術を横断して論じることのできる計10人の専門家が、上記の報告に対する横断的コメントを行う。報告・コメントともに、事前に原稿を日本語・韓国語に翻訳し、グロッサリーも付して印刷配布する。全体討論(計100名の参加を予定)では以上をもとに、討論の円滑を図る。