2015年5月
沖縄県の公立小学校における理科専科教員配置状況−平成26年度を例に−
日本理科教育学会九州支部大会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 日本理科教育学会九州支部
国及び地方公共団体には初等中等教育段階からの理数教育を強化するため,専科指導や少人数教育,習熟度別指導のための教員配置や施設等の充実が提言されていることから、沖縄県の公立小学校の理科専科の平成26年度の配置状況を独自に調査し,その状況を把握した。
調査することができた沖縄県の公立小学校の総数197校中180校(91.4%)で理科専科が配置されていた。さらに理科専科教員の数は概ね1校1名であり, 63.3%の学校で教務主任が理科専科となっていることも判明した。沖縄県では学級担任が理科を担当する機会は,理科を初めて学習する第3学年を担任する場合を除き,少ないといえる。複式学級設置校では,理科専科が担当しない学年では,学級担任が理科を指導しており,実質単式学級化して授業していた。
調査することができた沖縄県の公立小学校の総数197校中180校(91.4%)で理科専科が配置されていた。さらに理科専科教員の数は概ね1校1名であり, 63.3%の学校で教務主任が理科専科となっていることも判明した。沖縄県では学級担任が理科を担当する機会は,理科を初めて学習する第3学年を担任する場合を除き,少ないといえる。複式学級設置校では,理科専科が担当しない学年では,学級担任が理科を指導しており,実質単式学級化して授業していた。