論文

2018年12月5日

ウェアラブルカメラを内蔵した透視天球儀を用いた教師教育の試行:―教員免許状更新講習での実践報告―

日本科学教育学会研究会研究報告
  • 吉田 安規良

33
2
開始ページ
111
終了ページ
116
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.14935/jsser.33.2_111
出版者・発行元
一般社団法人 日本科学教育学会

天球儀を外側から直接観察しつつ地球から見た天体の動きも観察できるようにウェアラブルカメラを組み込んだ透視天球儀と市販の非透視型天球儀を用いて,教員免許状更新講習を実施した。受講者は天球儀の操作法を時間内に習得できた.多くの受講者から,天球儀を教材・教具として使用するメリットとして,季節や月日,時刻と天体の位置との関係や天体の相互位置関係が確認できることや簡単に観察・観測できない地点の星空の様子を確認できることが,デメリットとして「視点移動の難しさ」や「操作説明の難しさ」がそれぞれ寄せられた。.改造した透視天球儀は,視点を変換しながら天体の動きの理解を促すものだと評価された。一方,問題点として「準備の簡素化」と「カメラから得られた画像中の星や星座をわかりやすくする」が特に指摘された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14935/jsser.33.2_111
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007522467
ID情報
  • DOI : 10.14935/jsser.33.2_111
  • CiNii Articles ID : 130007522467

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