2008年3月
本学における成人看護学実習評価 学生による実習評価から
弘前大学大学院保健学研究科紀要
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 7
- 号
- 開始ページ
- 6
- 終了ページ
- 16
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 弘前大学大学院保健学研究科
成人看護実習における学生からの授業評価を分析した。対象は成人看護学実習を履修した学生210名で、実習時期によりI期(平成16年11月〜):70名、II期(平成17年11月〜):67名、III期(平成18年11月〜):73名に分けた。実習に対する学生の評価は、『授業過程評価スケール-看護学実習用-』はI期:平均184.5点、II期:平均186.5点、III期:平均182.4点であった。また、各期とも、下位項目の「学習内容・方法」「学生-患者関係」「教員・看護師-学生相互行為」「実習記録の活用」「カンファレンスと時間調整」「学生-人的環境調整」には満足していたが、「オリエンテーション」「学生への期待・要求」「教員、看護師間の指導調整」「目標・課題の設定」の得点は低かった。実習各期における評価得点の差はみられず、教員個々人が授業改善への意識を高め、課題と目標を共有し、より具体的・現実的な改善策を提示して結果を評価するシステム作りが必要であると思われた。
- ID情報
-
- ISSN : 1882-4943
- 医中誌Web ID : 2008251126