2013年 - 2015年
超並列計算による材料非線形ボクセルFEM解法の開発
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 3,900,000円
- (直接経費)
- 3,000,000円
- (間接経費)
- 900,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究は,モノづくりための設計や事故時の原因究明において欠かせないコンピュータシミュレーションを,「京スパコン」に代表される超並列計算機を用いることで,数十から数千倍に高速化しようとするものです.1つの計算に数週間を要していたものが数時間でできるとなると,さまざまな可能性が広がるはずです.なお,この高速化においては,汎用的な解決法でなく敢えてその一部を切り捨てることで,ある種の解法に特化しようと考えています.固体系のシミュレーション ― 本研究では,エンジンブロックのような複雑形状の産業部品や,発泡金属やCFRPのような複合材料微細構造の力学的応答計算 ― では,有限要素法なる手法が最も有用とされています.通常であれば計算領域内を細かくメッシングするには数十年来,一般の三角や四角形状が適しているとされてきました.しかし,本研究ではメッシングを敢えて立方体,すなわち3-Dデジタル画像に限定することにより,こ