講演・口頭発表等

2014年6月

結婚制度のオルターナティヴを求めて-シェイカーとオナイダ・コミュニティ

日本英文学会関東支部第9回大会(2014年度夏季大会),英米文学部門シンポジウム「ユートピア/ディストピア再考-歴史、ジェンダー、共同体」
  • 稲垣伸一

記述言語
会議種別
口頭発表(一般)
開催地
成城大学

19世紀アメリカにおいてシェイカーとオナイダ・コミュニティという二つのグループが,それぞれ独身主義と「複合結婚」と呼ばれる一種の重婚制度を採用して,既存の結婚制度に代わる男女関係のあり方を提示した。独身主義と「複合結婚」とは一見正反対の性格を持つように思えるが,実際には禁欲的性格を共有して類似点も多く、その一つが厳格な管理に基づく共同体の運営である。本発表でユートピア的生活共同体を形成したこの両グループの管理的側面を指摘し,そうした側面への反応をナサニエル・ホーソーンのシェイカー共同体を描いた二つの短篇から考察した。